主婦のどさ回り〜柴又編〜

持ち物の生前整理と、下町暮らしと読書日記

最近読んだ、片付け関連の書籍


本を読むことと、夕方からBSで刑事コロンボを見ることに集中していたので、このブログをさぼっていたのだと言い訳をしてみる。
実際片付けがルーティンワークの中に組み込まれていくと、けっこうな大物を処分したりしても特段語ることでもないような気がして、うっかり写真も忘れてしまうのかもしれない。その結果、10月からかなりシンプルな(寒々しい)部屋に近づいて来てはいるのですよ。

さて、そんな中でも図書館には相変わらず週2ペースで通っていた。

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まず、究極にシンプルでエコで合理的な生活を実践しているらしいオランダ関連の2冊。

『オランダ式 簡素で豊かな生活の極意』
『オランダ暮らし12か月』

ケチだケチだと世界的に有名なオランダ人だが、ケチだというよりは自分にとって価値のないことには一銭たりともお金を出したくない、ということなのかもしれない。大戦をくぐり抜けてきた経験が今のオランダ人の価値観を作ったのだ。
それにしても紙のように薄いハムをはさんだだけのサンドイッチを海外旅行先にも持参して食べる、というのには恐れ入るばかり。

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『心に美しい庭を作りなさい』
『陰翳礼讃』

ぶれない価値観や美的感覚について考えたくて借りてきた2冊。
読んだだけで色々な情景が頭に浮かんでは消えるような時間を持つことができた。

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『ぼくはお金を使わずに生きることにした』

黄金伝説の一ヶ月一万円生活みたいな本。結局、なにかチートがないとお金を使わずに生きることはできないのか。

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『あなたの1日を3時間増やす超整理術』

働き始めの社会人が読むべき本だったと思う。

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『40代からの住まいリセット術』

これはとても勉強になるところがあった。特に、日本の家の中心は洗面所とお風呂周りなのだ、という部分。
おおまかには西洋にならいながら、風呂も洗面所も一箇所にしかない日本の家の構造では、各々の部屋に下着やパジャマを置いて、それらを準備してからバスルームへという手順を踏まなければならない。
帰宅して風呂に直行すればそこに着替えもタオルも全てある、というのは大変合理的だ。

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『もたない男』

あちこちで話題の本。
口絵の写真には笑ってしまうほど簡素な仕事部屋が。
究極のミニマリストにも思えるが、これは仕事専用に著者が借りている部屋なので、実際の生活とは違うのだろうな。それにしたって素人には真似ができない。真似しようとは思わないけれど。

捨てるもの⑦

捨てるものというか捨てたもの。
とうとう着物の桐たんす以外の箪笥がなくなった。

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写真を撮り忘れたので、だいたい似ているものの画像をどこぞの家具屋のサイトから拾ってきた。
ツーリングワゴンの後ろのシートを倒して無理やり積み込むのが我が家のゴミ捨てスタイル。重いのでこの引き出しを全て外しバラバラにして運び込んだ。
他に20年使ったミシン(安いものだったのもあるが、本体のプラスチック部分が劣化して割れてしまった)と、エアリーマットレスに取り替えた娘の布団を捨てた。

捨ては感染するのか、なかなか車雑誌やカタログを捨てられなかった夫がそれぞれ紙ゴミに出した。

昨夜、皿にのせて冷蔵庫に入れておいたつくねを電子レンジで温めていたらぴしりと軽い音がして、皿に亀裂が入ってしまった。
山中湖の近くに住んでいた時に、富士急経営のロハスをうたう観光施設で買ったもの。もともとが、割れた陶器を粉砕して粘土にし、それをまた焼いたリサイクル食器なのだが、風合いをとても気に入っていた。
引越しなどで割れることを見越して6枚買ったが一枚は夫が割り、一枚はひびが入ってしまったことになる。
同じものを買い足すか、思い切って新しいものに変えるか悩むところ。
とりあえずひびの入った皿は捨てた。
こうして壊れてしまうとあっさりと手放す決心がつく。


バザーで学ぶ

不用品を毎日少しずつ娘の学校へ運んだ。
バザーに提供品を出すことは初年度にわかっていたので、いよいよ総決算の時が来たのだ。
何回にもわけて運び出し、収納がかなり空いたと思う。

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最後の日に運んだものたち。
狭い玄関の半分が埋まった。
この中の一部は運び出し前に友人が引き取ってくれることが決まり、自転車でひいこら運ばずに済んだ。

バザーは自分には必要ないけれど捨てるにはしのびないものたちを手放すきっかけのひとつだ。とは言え、自分に必要ないものを他人が必要とするかどうかも考えて出さなければならない。
自分にも他人にも必要がないものだとしたら、それはそもそも買うべきではなかったのだと知る事ができる。

捨てるもの⑥

シンプルで美しく使い勝手もよい、と思っていたものが、そうでもないと気づいた時。捨てるか捨てないか非常に悩ましい問題だ。

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無印良品のボトル洗い。
スポンジ部分の水切れがよく、清潔を保てる。
ステンレスの金具をずらして専用のスポンジを挟み込む構造で、見た目もすっきりで気に入っていた。最初は。
それまでは、食器洗いスポンジを箸で挟んで洗っていたが、スポンジが大き過ぎで狭口のボトルには入れにくく、出しにくい。

このボトル洗いを買ってこれですいすい洗えると思っていたのだが、使っているうちに金具がボトルの内側にカチカチあたることや、金具の長さが短くてスポーツボトルを洗うのに不便だということがわかってきた。
おまけに使用後シンクの上にぶら下げて乾燥させるので、シンクで作業している間たびたびぶつかるのも癪の種だった。

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食器洗いスポンジは、それまでアクリル毛糸たわしやらネットタイプやら色々使ってきたが、今はこれに落ち着いている。少量の洗剤でよく泡立ち、へたらず長持ちする。100均のものとは比べものにならない。難点は価格だ。性能から考えて妥当なお値段だとは思うけれど。


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ざっくり。
ケチなどさ回り主婦は2つに切って使っている。二倍使えて嬉しい。手が小さいので、これでちょうどいいのだ。だけでなく、このサイズなら水筒の口に突っ込んで菜箸でちょいちょいと擦るのも楽。菜箸なので、スポーツボトルの奥まで届くし。これで無印良品のボトル洗いは処分できる。

旅に出る日のために

もろもろ片付いたら旅に出たい。
子供たちは「北欧に行きたい」「シンガポールがいい」と各々勝手に希望を述べているが、どこでもいい。
少し不安になれる旅に出たい。
それを乗り越えた喜びを感じられる旅に。

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ゆかいな表紙につられて手にとってしまった。旅の楽しみは観光名所でもブランドショップでの買い物でもなく、市井に生きる人々の暮らしをダイレクトに知ることだ。

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機内食からローカルフード、地元の小洒落たレストランまで、世界の旅ご飯写真集。小腹がすいている時に閲覧すると危険です。

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有用な記事から、ありゃーな記事まで。
ここに載っているような冒険的な旅は自分にはできない(年齢的にも体力的にも)ので、却って面白く読めたかもしれない。

旅の楽しみは、準備からもう始まっている。
いつか旅に出ても、あるいは旅に出なくても、準備しておく作業はたのしい。


社宅でよくあること


これも片付けにカテゴライズしてよいものかどうか。
まずは私の社宅のトイレの壁をご覧ください。

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もう、何年も(何十年も?)前の、シャ◯ダン消臭スプレーのホルダー。
両面テープでがっちりと。
もうながいこと、これをはがさずに周りを囲むようにペンキを塗っている。
ドアを開けるといきなりこれが目に入る。
負の連鎖はここで断たねばならない。

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マイナスドライバーを駆使してはがしたところ。はい、こうなるよね。わかってた。
なんかコンクリの地が見えてるし、もっと下の色は白っぽいし。

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水性の補修ペン。ペンキの剥がれたところにささっと塗って隠せる。
社宅の壁の色は日本全国何処へいってもだいたい同じなので、一本あれば何かと便利。

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一回塗ったところ。
たいして変わらない。
重ね塗りするしかない。
というわけで、トイレに入るたびに重ね塗りすることにして、補修ペンをトイレに置いておく。

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現在の様子。
周囲の壁と違いはあるものの、ホルダーが付いているよりはまし。

化粧品スマート化作戦file2

引き続き化粧品の見直しを行った。

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このように。
アイシャドウとチーク、アイシャドウチップ、チークブラシ、金属のビューラー、リップグロスが消えた。

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新規参入の、無印良品携帯ビューラー。
長らく欠品だったが、このほどリニューアルして再販されている。
このタイプのビューラーは使ったことがなかったのだが、数回で慣れた。思いの外上手くまつげも上がる。なにしろ化粧品ポーチの中で嵩張らず引っかかりもないのがいい。
仙台の駅ビルの中の無印良品では品切れで、LOFT無印良品まで遠征して購入した。人気商品らしい。

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ドラッグストアで偶然発見した、ロート製薬のSUGAOチーク&リップ。

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使用10日ほど。買った時と量が変わっていない気がする。意外ともちそう。
使用感は、指に取った時はふわふわとしたクリームのようなテクスチャーだったのが、頬と唇に載せるとさらさらすべすべになる。

これ以上化粧品を減らすとしたらエトヴォスのケースを小型化するか、アイブロウとアイライナーを繰り出し式にするかといったところなのだが、繰り出し式は芯の太さがうまく調整できず折れやすいという弱点もある。当分は無印良品の鉛筆タイプのものを使うつもり。